| 読み聞かせを始めたい人へ |
読み聞かせには特別な勉強が必要?
読み聞かせには何か特別な資格とかがあるわけではありません。確かに読み聞かせをしている人の中には、教師の経験があったり、司書の資格を持っている人もいます。だからといってその人たちの読み聞かせが「とても上手」というわけでもありません。本が好きで、その楽しさを読み手と分かち合いたいと思えば誰にでもできることです。ただ、だからといって、家庭で自分の子どもを相手にするのとは違いますから 「何でも読めばよい」「どんな読み方でもいい」というものではありません。「よい絵本」を「よい方法」で読みたいものです。それにいきなり読み聞かせをするのは不安があるでしょう。そこで、ある程度読み聞かせに対する知識や情報が必要になります。
知識や情報を得るには、色々な方法がありますが、いくつか紹介してみましょう。
◎読み聞かせに関する本を読む
自分ひとりでも簡単に始められるのがこの方法です。図書館に行くと児童書のコーナーの片隅に、この手の本がたくさんあります。出来れば違う著者・違う出版社の本を何冊か読んでみるとよいでしょう。もちろん、読み聞かせに対する考えはそれぞれですが、どれを読んでも「あっ、同じこと言ってる!」という部分が必ずあるものです。つまりそこが読み聞かせではとても大事な事だということです。
あとは、共感する部分を見つけて自分なりの「読み聞かせをする人像」を作っていけばいいのでは。ちなみに、私の考える「ここが大事」なポイントは『読み聞かせの仕方』の章に書きました。
◎読み聞かせをしている人に聞く
自分の住んでいる地域で、読み聞かせをしている人、グループなどがあったら、その人たちの話を聞いてみたり、実際に読み聞かせする様子を見学させてもらったりするといいでしょう。中には定期的に勉強会などを開いている熱心なグループもあるので、参加させてもらってもいいと思います。「そこで誘われて始めた」という人も大勢いますよ。近くに見つからなくても図書館などで聞いてみると紹介してくれるでしょう。
◎講習会などに参加してみる
私が始めた頃は、自治体や公的機関など読み聞かせなどに関心を持たなかったのですが、最近は、学校も含めてずいぶんと熱心なところが増えてきました。
地域の広報紙や図書館のお知らせコーナーなどで「読み聞かせ講習会」や「読書ボランティア養成講座」などの募集をよく見かけます。
大抵は教材費程度の費用ですが、決まった日時に数回〜10回程度出席しなければならないので、やりくりが大変かもしれません。でもぜひ参加してみることをお薦めします。
理由はまず、その道のプロ?(プロがあるかどうかわからないけれど)の児童文学者や絵本作家、児童心理学者などの話が聞けること・・・やはり本で読むより判りやすい。そして、読み聞かせの実践が見れること、読み手の声の調子や、話すスピード・
本のページをめくるタイミングなど実際見ると納得できることばかりです。そして案外大事なのが自分がどんな形で読み聞かせに関わっていくかを決める目安になる、ということです。
読み聞かせをしている人達は本当にさまざまで、考え方も違えば、活動に対する気持ちの「温度」もさまざまです。極端な例を言えば自分の生活のほとんどを読み聞かせの活動に費やしている人もいれば、読み聞かせの事を考えているのは、本を決める時と読んでいる10分か15分間だけ、という人もいます。
ボランティアとしての活動ですから、どちらがいいとか悪いとかではなく、自分はどの程度の活動ができるかというのを考えるために、講習会で色々な人と知り合い、意見や考えを知るのは大切なことだと思います。
また、講習会で知り合った人たちとグループを作るケースも多いので、気の合う仲間がほしい人にもお薦めです。
◎その他
なんとなく興味はあるけれど、まだ自分がやりたいのかどうかわからない、子供が小さいからもうしばらく先・・・・という人は、とりあえず絵本の世界、お話の世界に触れてみてください。お子さんと一緒に図書館や公民館などのおはなし会にお客さんとして参加したり、絵本展や絵本美術館へ出かけてみたり、自分の日常に絵本を取り入れてみるといいと思います。 |
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