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読み聞かせを始めたい人へ
読み聞かせって?
読み聞かせの活動はずいぶん前からあったようですが、子供の活字離れが話題に上るようになり、学校図書館の充実が求められた頃ちょうど私が読み聞かせを始めた頃から「読み聞かせ」という言葉をよく耳にするようになったのだと思います。
2000年に「国際子ども図書館」が上野に開館することになり、その年を「国際子ども読書年」とすることが決まったことが、活動をより活発にするきっかけになったのではないでしょうか。
しかし、読み聞かせとはそんなに難しいことではなく、言葉の通り「読んで聞かせること」だと思います。
自分が小さかった頃を思い出してください。最初に絵本に接したのは、どんな時だったでしょうか。
食事の後のくつろいだ時間にひざの上で、夜寝る前に添い寝して、絵本を読んでくれたのは誰でしたか。
それは、お母さんだったり、おじいちゃん・おばあちゃんだったり。あるいは一緒に暮らしていたおじさんやおばさん、年の離れた兄姉だった人もいるかもしれません。
そう、もともと読み聞かせは家庭の中で、家族にしてもらうものだったのです。子供が一番信頼している家族に本を読んでもらう時、子どもは安心して物語の中に入っていけます。家族のぬくもりを感じていれば、少しぐらい怖い話や悲しい話でも大丈夫。安心して思う存分、空想の世界で遊ぶことが出来るのです。
ところが、核家族化や共働き家庭の増加など、家族の生活パターンや家庭を取り巻く環境の変化によって、家族の中での読み聞かせが難しくなってきてしまいました。
テレビやパソコン、ゲームなど親が忙しくても子どが「一人遊び」出来る道具が増えたこと、塾通いなどで子どもにゆとりの時間がなくなってしまったことも原因かもしれません。
子供達が「絵本を読んでもらえなくなった」ことで、どんな悪影響があるのかは良く判りませんが、視覚と聴覚を使って自分だけのオリジナルな世界を作り上げていくことは、人格形成や情緒の育成にとても大切なことだといわれています。
そんな子供達に少しでもお話の楽しさ、創造することの楽しさを知ってもらいたい!小さいときお話を聞いて心が満たされたあの満足感を分けてあげたい!そんな気持ちを持っている人なら誰でも読み聞かせを始めることができると思います。家族と同じようには行かないけれど、何度も接しているうちに子供達とも信頼関係が出来るでしょう。そして案外子供達以上に自分の心が満たされていることに気づくことと思います。